概要

LightwaveのカスタムオブジェクトLScriptです。
動作確認が十分でないため現在ベータ版として公開しています。使用する際はご注意ください。
このスクリプトは、ユーザーが線と面を組み合わせて作成した形状をカスタムオブジェクトとして表示します。形状を記録したShapeファイルを指定することで、見た目を切り替えます。ModelerでShapeファイルを書き出すためのSK_ShapeGenスクリプトも同梱されています。
SK_ShapeCustom (Layout Custom Object LScript)
Shapeファイルをカスタムオブジェクトとして表示するスクリプトです(あらかじめSK_ShapeCustom.lscをプラグインとして追加してください)。
オブジェクトのAppearanceでSK_ShapeCustomを追加してShapeファイルを指定します。

プロパティで表示内容を設定します。

各項目は以下の通りです。
| Shape file | Shapeファイルを指定 |
| Scale | Shapeの表示サイズをX, Y, Z軸ごとに指定 |
| Coord | World : ワールド座標に表示 Object : オブジェクト座標に表示 Icon : アイコンとして表示 |
| Offset | 表示位置のオフセットをX, Y, Z軸ごとに指定 |
| Show Triangles | 3頂点ポリゴン(面)を表示 |
| Label | ラベルとして表示する文字列 |
| Use item name | アイテム名をラベルとして表示 |
| Offset | ラベル表示位置のオフセットをX, Y, Z軸ごとに指定 |
| Align | ラベルの位置揃え |
| Use item color | アイテムカラーを使用する |
| Select color | 選択状態の形状の色 |
| Unselect color | 非選択状態の形状の色 |
| Text color | ラベルの色 |
SK_ShapeGen (Modeler LScript)
Shapeファイルを作成するスクリプトです(あらかじめSK_ShapeGen.lscをプラグインとして追加してください)。
Shapeファイルはテキストファイルで、形状に関する情報(頂点、線、面)が記録されています。
Modelerで形状を作成します。

カスタムオブジェクトとして表示する際に、XYZ個別にスケールを指定できますが、1m×1m×1mを基準に作成しておくと大きさの調整が簡単になると思います。
形状は2ポイントポリゴンまたは3ポイントポリゴンで作成してください。SK_ShapeCustomでは、2ポイントポリゴンは線として、3ポイントポリゴンは塗りつぶされた面として表示します。

2ポイントポリゴンを連続して作成する場合は、Create Poly Chainを使うと便利です。

Modelerで、Shapeファイルに書き出したい形状をフォアグラウンドレイヤーに表示した状態でSK_ShapeGenプラグインを実行します。保存先フォルダとファイル名を指定します。
ファイルの上書き確認がありませんので、大切なファイルを書き換えてしまわないよう注意してください。

Shapeファイルはコンテントディレクトリの中にフォルダを作成して保存しておくことをおすすめします。

SK_ShapeGenプラグインは、2ポイントポリゴンと3ポイントポリゴンのみ認識します。それ以外のポリゴンがあっても無視します。思ったとおりに形状が表示されない場合は、4ポイント以上のポリゴンが使われていないか確認してください。4ポイント以上のポリゴンは3ポイントポリゴンに分割することで表示できます。
動作確認済み環境
- Windows版 LightWave3D 2019.1.5
既知の問題など
Mac版で動作確認していません
手元にMacが無いため、Mac版LightWave3Dでは動作確認をしていません。本プラグインにはファイルの操作が含まれているため、正しく動作するか不安があります。もし、Mac環境で問題が起きた際は、X(旧Twitter)などで不具合の内容を返信していただけると助かります(Windows環境も然り)。
オブジェクトを複製したらラベルのアイテム名表示がおかしい
SK_ShapeCustomプラグインを追加したオブジェクトを複製した場合、オブジェクトへの参照が更新されないため、アイテム名の表示が全て複製元と同じになります。一旦シーンを保存して開き直すと正しく表示されます。
パッケージシーンを実行したら形状が表示されない
Packege SceneではShapeファイルは自動的にコピーされません。手動でShapeファイルの入ったフォルダをコピーしてください。Shapeファイルをコンテントディレクトリの下においてあった場合、相対パスが変わらなければ設定を変更しなくても表示されます。
履歴
- ver.0.91 beta (2025/07/17)
- SK_ShapeCustom.lsc : アイテムカラーを使用するオプションを追加
- SK_ShapeGen.lsc : 変更なし
- ver.0.90 beta (2025/07/01)
- beta 公開